
年齢が進むと同窓会の参加者が減る?参加しない理由とは
同窓会は必ずしも開催する必要はないうえ、参加する必要もありません。とはいえ、もしあなたが幹事になった場合、会費にも関わる参加率は無視できない問題となるでしょう。今回、参加率の高い年代と参加しない理由を踏まえたうえで、幹事を悩ませるドタキャンへの対策をいくつか紹介します。
年齢が上がると参加率も上がる?
同窓会の参加率は、3割から4割程度といわれています。とくに、20代後半から50代までの参加率は低いそう。しかし、一部の調査では、高齢になるほど同窓会の参加率が上がるという結果があるようです。
仕事をリタイアする人が多くなる60代後半からの参加率は、50%を超えるという調査結果も。高齢になれば体の不調などで参加できる人は減る傾向にはあるものの、その分、参加できる人同士のつながりが濃いものになっていくようです。時間に余裕がうまれつながりが濃くなったことで、宿泊をともなうような同窓会が開催されるケースもあるそう。
同窓会に参加しない・欠席の理由
なぜ同窓会の参加率は3割から4割なのでしょうか。続いて、同窓会に参加しない理由・欠席する理由をいくつか紹介します。
■現在の自分の近況を話したくない、知られたくない
旧友との再会では、悪気がなくても近況を聞かれる、もしくは聞く機会が増えることでしょう。しかし、社会人になれば、社会的な肩書が伴い、学生時代と現在の自分は大きく変化していることが多い傾向にあります。仕事の内容や給料、結婚しているか、子どもがいるのかなど、人の人生はそれぞれです。自分の近況を知られたくない場合、同窓会のような場に参加するのは億劫に思えることでしょう。
■楽しいかどうかわからない
現在も仲のよい友人が参加するのであれば、楽しめるかどうかという心配はないかもしれません。しかし、数年会っていない人との再会では、会話が盛り上がるかどうかは分からないといえます。わざわざお金と時間を使い、楽しめるか分からない同窓会に参加するのは気が乗らない人もいるようです。
幹事が困るドタキャン
同窓会に参加しない理由や欠席の理由を紹介しました。なかには、参加を表明したにもかかわらず当日欠席する人も少なくないようです。当日キャンセルは、予約した会場にキャンセル料を支払わなくてはいけないケースがほとんど。
しかし、欠席者からキャンセル料を徴収できずに頭を抱える幹事も少なくありません。そこで、ドタキャンが発生した際に、キャンセル料に関するトラブルが発生しないための対策をいくつか紹介します。
■事前にキャンセル料を告知しておく
案内状に注意書きとして、キャンセル料を請求する旨を記載しておきましょう。可能であれば、メールやSNSでキャンセル料が発生する前日に再度告知することをおすすめします。この際、口頭ではなく、記録に残る文面で告知することが大切です。
■会費に、キャンセル予備費を組み込んでおく
会費の内訳に「キャンセルが発生した場合の予備費」をあらかじめ組み込んでおくケースも多いようです。しかし、上乗せしすぎると会費が高くなるうえ、会費が余った場合の還元の仕方に悩む可能性も。
■事前に会費を回収しておく
期日までに、会費をあらかじめ回収しておく手段もあります。欠席をする場合は、生じたキャンセル料金を引いた額を返金する旨を伝えておきましょう。そうすることで、事前対策とキャンセル防止にもつながるといえます。返金手続きなどは面倒かもしれませんが、当日に会費を回収する手間も発生しません。
まとめ
幹事としては参加率が高く、当日のキャンセルが発生しない同窓会を開催したいものでしょう。とはいえ、参加するかどうかは本人の自由です。参加しない理由を把握することで、少しでも参加したくなる同窓会を考えられるかもしれません。そして、トラブルになりかねないドタキャンへの対策をしておくことで、スムーズな同窓会を開催できる可能性が高まることでしょう。ぜひ、素敵な同窓会を開催してくださいね。